美容整形の手術後にどのくらいの効果があったのかを客観的に評価したものがありません。でも、いくつか小規模に行った研究報告があります。
米・ニューヨークの病院で評価したものがあり、海外医学論文の「JAMA Facial Plastic Surgery」からの報告をご紹介しておきます。
結論から言ってしまうと・・・
「顔の美容整形手術受けた後の若返り年齢は、期待しているほど若くならなかったし、魅力的になった感じがしない」だそうです。
現在、僕自身は顔の手術をしていないので、今まで通した経験したことで思ったことを追加しておきます。
中年になると、頬も弛んでくるものです。まさか、ガムテープで抑えたり、髪の毛を後ろで縛って引っ張るわけにはいかないでしょう(たまにいますが…)?
顔のたるみを改善する方法では、切る手術では「フェイスリフト」、切らないプチ感覚でできる「糸リフト」になります。
フェイスリフトの効果
フェイスリフトは、余った皮膚を切るのですから、もちろん効果はあるでしょう。ただし、あまりに引っ張りすぎると顔が引きつってしまいます。
芸能人にも多く見かけますが、いわゆる「フェイスリフト顔」になってしまいます。実際にいるのかわかりませんが、宇宙人みたいな感じになります。
たぶん、目が引きつりすぎて、引きつりすぎて、ヒューマノイド型宇宙人になってしまいます。(わかんない表現ですね)
一方、皮膚のたるみを遠慮がちに少しだけ切っただけだと、本人にとってはやった感がないかもしれません。お金も費やしたのにです・・・。
ちょうどいいくらいというのは(突っ張りもなく自然な状態)、ないのでしょうか?もちろんあります。ただ、効果の期間が短くなってしまいます。
引っ張りぐあいはなかなか難しいところなのです。
引っ張りすぎると目が吊り上がって、表情のない顔になりがちです。術後ちょうどいいぐらいだと、翌年にはもう?効果がなくなってしまうし・・・。
糸リフトの効果
さて、糸リフトですが、プチ感覚でたるみが取れる!とかなり期待感を持って行うひとが多くいます。来院時には患者さんの期待度が大きいために、手術後大して変わっていない・・・ということになってしまいます。
そのため、カウンセリングは、本人をどのように過大な期待感を減らし、本人と医者との間のギャップを埋める必要があります。
広告が誇大なものも多く見受けられるので、本人がそのまま真に受け止めてしまうことが多いからかもしれません。仕方ないのかもしれません。
ひどい医者は、結果なんてなんのその、「今日なら、200万を〇〇円に・・・」などと言い、患者さんがお金を持参していない場合には、クレジットローンを当日に組ませてしまいます。
糸リフトの効果と言うと、手術後数か月は「突っ張った」感はあるものの、1年は持たないのが実情でしょう。
これらも、手術前に医者からよく効果の説明などを聞かないとこんなはずではなかったと後悔するかもしれません。
「糸リフトをしたら、10年待ちますか?」と聞いてみてください。「10年は十分に持ちますよ!」だったら、嘘に決まっていますよね?その場にいると緊張もしているし、判断力がかなり鈍っているはずです。そういうものなのです。でも、プチ感覚で数年持てばラッキーですよね。
極端なことをいうと手術直後から皮膚は弛んできていますから、仕方ないことです。とういうことで、一度行ったら、止めれなくなりますね?