豊胸手術を受けた女性は、本当に自殺のリスクが高い?
過去の医学文献ではこのように指摘され続けてきました。ただし、この関連性は、はっきりした理由付けがありません。いくつかの研究では、美容的に豊胸手術した女性は自殺リスクの増加とその関連するいくつかのある特徴があると結論付けられていますが、その一方で、豊胸手術することによって、自殺を予防することを支持する研究もあります。
豊胸と自殺率のデータ収集を含む過去50年分の医学論文を見直ししてみると、一般女性の自殺率と比べると、豊胸した女性のの自殺リスクは2~3倍です。
多くの女性は豊胸後の満足度は高いと報告されています。豊胸患者は自殺リスク増加に関連するいくつかの特徴があると言われています。最近の研究では、自己免疫の悪化に関する豊胸も関連していると言われています。
ストレス反応が過剰になると自殺のリスクを高めます。外科的、医学的、生活背景は、豊胸手術を受けようとする女性の術前評価に含まれるべきとしています。自殺の危険因子は、独立して考えると予測値が低く、予測エラーを引き起こす可能性があります。
過去の医学文献検索によると、豊胸と自殺の問題に取り組む研究がいくつかあります。豊胸と自殺のとの間には、因果関係はないと報告しているものがあります。しかし、ほとんどの他の研究では、一般女性と比較して、豊胸した女性は、自殺のリスクが2〜3倍高いと報告されています。
また、40歳以降に豊胸手術を受けた女性と、より長い期間乳房インプラントを持っていた女性(>10年以上)の自殺率が高いことを示めしています。
現在までに至る豊胸患者の自殺の原因
この関連性について考えられことは、ただ単に豊胸バッグをいれただけでなく、その本人が精神疾患の有病率が高いこと、重大な精神疾患のひとが含まれています。
豊胸手術と自殺との関連に関するこれらの研究では、これら関連性における決定的な理由はこれだけではいずれも限定されます。
実際に、豊胸した女性の術後満足度、自身の身体像、自尊心、生活の質に焦点を当てたところ、多くの女性が豊胸後には高い満足度を示し、女性の約80弱%が満足であると報告されています。
典型的な豊胸する女性は、痩せていて、うつ病体質を持っている可能性が高く、不安と神経症の性格であることが多いとさています。またその多くは、一般女性よりも頻繁に精神科に通院しています。さらに、若くして更年期になり、多くの妊娠を経験し、中絶した可能性が高いと報告されています。
このように、豊胸した彼女は、社会的にも心理的にも多くの期待が満たされています。豊胸後の女性は自信が高まり、術後の満足度も高くなります。女性の9割以上が自分の乳房に満足し、身体像も本人のイメージしたものを達成したデータも出ています。
豊胸手術を受けた女性の特徴は、精神疾患が自殺リスクの増加と関連していると考えられます。以上の研究から、術後の転帰が、女性の自殺率を高める可能性は低いと考えられます。
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出典から超訳☞
Characteristics of women who have had cosmetic breast implants that could be associated with increased suicide risk: a systematic review, proposing a suicide prevention model.