バストアップなどを目的とするサプリメントを飲んで、健康被害が多く生じているようです。月経不順になった、湿疹が出てきたなど・・・
「飲んだら、大量に不正出血した」「産婦人科で子宮内膜が厚くなっていると言われた」「胸に湿疹が出てきた」「乳腺症と言われた」などの相談が寄せられています。
これらは、サプリメントに含まれている成分にあります。女性ホルモンと同様の作用のある成分を多く含んでいるからです。健康な人が、むやみに女性ホルモンらしきものを摂取すると健康被害を起こすでしょう。
近年、この健康被害が急増しているので、国民生活センターは注意を呼びかけています。
サプリメントは、通常カプセルや錠剤で販売されていて、調査した12商品のうち、11商品はマメ科の植物成分である「プエラリア・ミリフィカ」の根から抽出した「デオキシミロエステロール」を含んでいました。
11商品のうち、ナチュラルプランツの「プエラリア・ハーバルサプリメント」は特に多く含まれていました。この成分は、女性ホルモンであるエストロゲンと同様の働きをします。
以前より、厚生労働省は、この成分に対して注意喚起をしていますが、この成分は薬剤ではないため、違法ではないので拘束力はありません。
ただ、因果関係は証明されていないものの、ホルモンのバランスを崩す可能性が高いため、安易な摂取は避けた方がよいでしょう。
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