歴年齢(本当の年齢)が同じでも生物学的年齢(肉体的な年齢)とは大きな開きがあるものです。

歴年齢がまだ若いとされる38歳の時点でも、生物学的年齢とはかなりの開きを生じているというアメリカからの研究報告です。

1972~1973年に生まれた約1000人を対象とした研究で、38歳時点の血液の各種バイオマーカーの経時的変化などを解析し、歴年齢が同じ参加者の生物学的年齢が比較検討されました。

対象の38歳時点の生物学的年齢を推定したところ、大部分の人は、慢性疾患を発症していませんでしたが、生物学的年齢は38歳を中心に28~61歳の範囲に渡って分布していました。

歴年齢が38歳の時点で、既に生物学的年齢に大きな個人差が生じています。

慢性疾患あるいは脂肪との関連が確立されている18種のバイオマーカーの検討から、26~38歳にの12年間において、全身の臓器システムの加齢に伴う変化も見られました。

参加者の38歳時点の顔写真を大学生に見せたところ、生物学的年齢が高いほど、見た目の年齢も高いと判定されました。また、生物学的年齢が高い人ほど自分の健康に不安を感じていたそうです。

現在の加齢医学の研究は、すでに加齢に伴う疾患を発症した高齢者に着目されています。加齢の解明、抗加齢医療の進展には、人生の前半で加齢の進展にどのように個人差が現れているのか明らかになれば興味深いことでしょう。

◎コメント
みなさんも、同窓会に行かれるとわかりますよね。
アラフォーあたりの年齢の同窓会に行くと、かなり老けているひともいれば、学生時代と変わらない感じのひと・・・。かなり年齢に開きがあるように思えてしまうかもしれませんね。

やはり見た目が若く見えるということは、生物学的年齢も若いということで、ある程度の相関関係はあるのでしょう。

あまり若く見えないのに、生物学的年齢だけが若いなんて考えられないでしょうからね。

老けて見えるのは、不健康ってこと!?
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