牛乳は、カルシウムが多いし、飲まないと大きくなれない、なんて子どものときに親に言われていませんでしたか?
牛乳は安全?

数杯の牛乳を毎日飲んでいれば、骨折のリスクが低くなると今や常識でしょう?ところが、動物実験においては、牛乳の代謝産物であるD-ガラクトースは老化促進させる作用が知られています。以前にも牛乳を飲みすぎると乳がんになるリスクが高くなるなどの報告もあります。

このことを受け、スウェーデンの医学研究グループが、大規模な調査をし、毎日の牛乳摂取が死亡リスク、骨折が増えるかを調査しました。

牛乳のD-ガラクトースは人でも影響がみられるか?

牛乳には、カルシウム、リン、ビタミンDなどの骨や筋肉の維持に重要な栄養素が多く含まれています。1日3~4杯飲むと骨粗鬆症などになりにくく、医療費が20%以上削減できるという指摘もあります。

一方では、乳糖の代謝産物であるD-ガラクトースは、酸化ストレス、慢性の炎症、神経の変性、免疫低下、遺伝子への影響などで、老化にかかわっていると動物実験の結果がで多く報告されています。

マウスの動物実験では、D-ガラクトース100㎎/kgを皮下注射することで、老化が促進されてしまう報告もあります。この量は、人で換算すると、コップ1~2杯の牛乳に相当します。

酸化ストレスの増大、慢性の炎症が、がん、心臓、血管、骨量の低下への原因の1つと考えると、はたして、牛乳をたくさん飲むことが骨折予防につながることが本当か?ということを改めて検証する必要がありました。

牛乳は安全な飲み物か? その2
牛乳は安全な飲み物か? その3
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