まだ読んでいない方☞乳がんとホクロの関係 その1

妊娠中には、ホクロの色が濃くなったり、面積が大きくなったりすることを経験したことがあるひともいるでしょう。

妊娠中には、女性ホルモンの血中レベルの変化が注目されています。

そこで、ホクロの数でその後の乳がんのリスクを予測できる可能性が注目されています。

ホクロの数がメラノーマのもっとも強力な危険因子であることや、メラノーマと乳がんの関連性を示した報告もあります。共通する遺伝子の変異の解明も進んでいると言われています。
※メラノーマ:皮膚のがん

また、子宮内膜症や『平滑筋腫、甲状腺の病気などもホクロと関係しているのではないかという研究もされています。

1986年から2010年までの75000人の女性を追跡調査した研究によると、ホクロがない女性に比べ、ホクロがある女性ではホクロの数が増えるにつれて、乳がんのリスクが高くなるというものです。

ホクロの数の評価は、左腕、手首から肩までの数で、直径3㎜以上のものとしていて、乳がんのリスクは、ホクロがない場合8.84%、1~5個8.82%、6~14個9.75%、15個以上11.4%でした。

女性ホルモン受容体・エストロゲン受容体(ER)に関連する乳がんに関しては、ER陽性のみでER陰性の乳がんではリスクが上昇しなかったといいます。

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